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日本人なら日本製のコスメを使うのがいいの?

というよりも、参考にすべきはお母さんの肌。

フランスでは、日本のようにコスメブランドが軒を連ねていても、コスメショップはわりと閑散としています。なぜなら化粧品=薬に準ずるもの、と捉える文化が根づいているため、薬局(ファーマシー)で買うケースが多いからです。

薬局では薬局独特のコスメが流通しています。医薬部外品というわけではありません(医薬部外品というカテゴリーは日本にしかありません)。これらのコスメはdermocosmeと称され、薬局在駐の薬剤師によってコンサルティングされます。疑問点は薬剤師または皮膚科医に徹底的にたずね、納得してから買う。雑誌やTVの情報を鵜呑みにしない国民性がでていて興味深いですね。

ちなみに有名ブランドのコスメを使う場合でも、母と娘が同じ化粧品ブランドのものを使うことが多く、たとえば母がシャネルの化粧品を使っていれば年頃の娘にもシャネルの化粧品を買いあたえます。それは母の肌に合っているな
ら娘にも合う、つまり体質的に似通っており、合わない可能性が低いため、もつとも効率がいいと考えられているからです。

基本的に肌質は遺伝しますので、お母さんの肌はいちばんの見本になります。お母さんの肌は将来のあなたの肌を投影しているといっていいでしょう。お母さんにシミが多ければ、いまからシミ対策をはじめるのもいいかもしれません。
迷ったときは血縁者の女性にどんな化粧品を使っているのかをたずねてみてください。ピッタリな化粧品がみつからないまでも、傾向と対策はつかめます。

パリでコスメジプシーなる女性を日本ほど見かけないのは、きっと若い頃から自分に合う化粧品を把握しているからでしょう。

もし周囲にお化粧熱心な血縁者のサンプルさんがどうしてもみつからない場合、これはもう長くつきあえそうな、良きコスメアドバイザーとの出逢いを期待しつつ、香り、テクスチャー、色合いなど、五感をフルに働かせ、直感で選んでみるしかないでしょう。

なお、国によって厚生省の認可基準が異なるので、海外で良しとされている化粧品が日本でも良しとなるかは別問題です。入種によって肌質も違うので、一概に結論をいうことはできません。ただし、外資ブランドでも日本で流通しているものは、”日本人”や”アジア人”の肌質に合わせて開発している”日本・アジア仕様”であることが多いので、その場合は使用するのに問題はないでしょう。